第21回全国まなべ会姫路大会


伊予まなべ会の真鍋潤先生(切山真鍋家住宅十六代当主)の声量豊かな熱唱


曲名は「切山に霧が舞う」だったのでしょうか。カラオケテープご持参、旋律がいいのか歌唱力のせいか、大変いい歌でした。


  「切山に霧が舞う」  作詩/宮川和扇  作曲/小倉茂夫 

 一の谷の 戦(いくさ)破れて
 屋島 伊予路と 流れの旅を
 幼き安徳帝(あんとく) 奉じた五士の
 平家落人 謡(うた)かなし
 旅人一人 供養舞
 ああ 切山に 霧が泣く


 盛者必衰(しょうじゃひっすい)の 理(ことわ)りを
 今に伝える 安徳の窪
 遺品しのべば 断腸の雨
 今 旅人の 袖ぬらす
 せめて今宵は 修羅(しゅら)の舞
 ああ 切山に 霧が舞う


 瀬戸は見えれど 長門(ながと)は見えぬ
 海の底なる 都に逝きし
 八歳(やとせ)安徳帝(あんとく) 偲んだ院の
 大松(おおまつ)老いて 今はなく
 流転(るてん)転生(てんしょう) 平家舞
 ああ 切山に 霧が去()く
 



愛媛県川之江市切山の平家遺跡にはもう一つ歌があります。こちらもお聞きください。